姫始めは天然過ぎるビアオム女子

元旦の夜であった。為すべきことも為したこともなく暮れていこうとしていた。彼女が出掛ける前に作ってくれた鶏炒飯がレンジに格納されている。一瞥しツマミを回しボタンを押ししばらく待つとチンと鳴った。鶏炒飯を取り出しタイガーの缶とグラスを冷蔵庫から引っ張り出しソファーでやり始めたら、にわかに隣家が騒がしくなってきた。夕食を終えた子供達が路地で騒ぎ始め、オバハン達が談笑し始め、オッサン達もテーブルを持ち出して騒ぎ始め、遠方からバススピーカーの重いビートの唸りが届き始めた。

さて、大晦日はハイズオンおねえさまに文字通り年忘れさせて頂いたが、一夜明けてもその余韻を楽しんでいる。よって出来ることなら姫初めもお願いしたいと思い始めている。眼を閉じるだけで身体の一部がいわゆるHOTになるなど久し振りのことであった。一方どこからともなく”いかーんいかーん!”と声がする。という事で居ても立ってもいられず、とは言え身体の一部は立ってもいるのだが馴染みのビアオムにルームを確保した。

我が愛しの天然過ぎるビアオム女子。ハイズオンおねえさまのしっとりとして濃厚なガトーショコラのようなネットリ感を払拭して欲しい思いであった。天然過ぎる女子は21歳であった。溌剌だけれども、上下が淡く溶け合う唇、こちらの掌の肌理と彼女の肌の肌理がすっかりと寄り添い、紅潮するに従い、美しい微細な玉のような汗が互いの肌理の隅々まで行き渡り、microsoftな温もりに包まれるツインピークス。相変わらず目を細めたくなるような若さと天真爛漫さである。新春の書き初めに磨り下ろした墨の深い黒に浮かぶ凛とした光沢を思い浮かべ、姫始めはこうでなくてはいけないのである。