雨季のバイク走行を考える

雨季の到来である。バイク無しでは生活がままならない、ここホーチミンではそれでも我々はバイクに乗らなければならない。一度振り出すと雨量が尋常ではない、ここホーチミンで安全かつ快適にバイクを駆るためにはどうすればよいか?真面目に考えてもまあ無駄である。何が無駄かと言うとどーやっても濡れるのである。敵は雨滴だけではない、尋常でない熱帯の温度と暑さで内部から濡れるのである。ゴアテックスにすれば?そんなものは何の役にも立ちはしない。ホーチミンの雨を快適にするには濡れてしまうことはしょうがないと諦め、とりあえず安全性を最優先にするのが吉である。濡れた衣服など替えれば済む話である。

さて、安全第一、safty first、ベトナム語ではan toan la tren het。まずは何と言ってもタイヤ選びである。街中の修理屋でタイヤを変えると間違いなく何処のメーカーのだか分からないロードタイヤを履かされてしまうが、ホーチミンでもダンロップのsportmax、ミシュランのRoad5は入手可能である。市内でしか乗らないのであれば完全ロードでも構わないが、郊外まで遠出や縦横無尽にあちこち走りまくる夜遊びライダーは適度にブロックタイプを選んだ方が良いかもしれない。ベトナムはまだまだダートルート、思わぬ所でダート化している道が多いからである。

タイヤをチョイスしても必ず注意したいのは空気圧である。ベトナムではメーカーショップ以外でタイヤを替える、パンク修理をすると空気圧などお構いなしのパンパンのぱっつんぱっつんに空気を入れてくる。これでは路面がドライ状態で信号ダッシュでホイールスピン、キツメのカーブでバンクするとスッコーンと滑って軽く死ねる。雨でなくても空気圧は規定に。が、苦しい事にベトナムはパンク天国である。軽く緩めにしただけでも路上の異物を拾う危険性があるのでこれも注意である。異物の踏み抜きによるパンクの回避はなるべく路肩を走らないこと。これに尽きる。ベトナムは修理屋がわざと路上に異物を撒いてパンクを誘う行為が横行しているので極悪である。

そしてレインスーツ。いわゆる雨合羽選びである。ベトナムでは殆どがポンチョタイプだが突然の雨にさっと着られるのは強みでも、強風の伴うスコールではバタつきはかなりリスキーである。またライダー運動性能が著しく制限され、濡れると更に酷くなるので咄嗟の時には非常に危険である。拙ブログでおススメするのはレインスーツ生地で、両サイドがボタンではない完全貫頭、そして袖付きのポンチョ。それとボトムパンツの併用をおススメする。これで防水性は飛躍的に上がり、下半身の濡れは気にならず、濡れた下半身がポンチョに張り付いてしまってライダーの運動性能を阻害するのを防止できる。

最後はヘルメット。これはジェットタイプでシールド付きがおススメである。しかしフルフェイスが望ましい。万一ブッコけた場合、かなりの確率でアゴと顔面にダメージを負うからである。シールドは必須。ベトナムのスコール中の走行は眼は開けられない、大粒の雨滴が顔面を叩き付けてとてもではないが走っていられない。

長々と綴ってきたが、取り合えずは安全運転。急ブレーキ、急加速、急カーブは厳禁。そしてなんと言ってもスピードを出さないこと。雨季も快適、安全、楽しくホーチミンでのバイクライフを送りたいものである。